わが子の宿題に悩むママ

夏休みも残り1週間をきりました。昨日、スーパーに買い物に行き、地域の勉強会に数回参加    してくださっているママに偶然お会いしました。小学2年生と5年生の男の子をお持ちのママです。「こんにちは。」と声をかけてくださました。「お元気ですか?今年は酷暑で大変だったね。」とお声をおかけすると、目にいっぱい涙をためて「私、焦ってしまって二人とも宿題がたくさん残っているのにやろうとしなくて、大きな声で怒って、脅して自己嫌悪です。子どもたちは、全然焦っていなくてのんきにゲームをしているんです。」と言われました。「そうか、焦って怒れちゃうね。子どもさんは、宿題しなさいと言うと何て言うの?」とお聞きしました      「わかってる。ちゃんとやる」と言いますがやらないんです。そこで、隣にいた5年生のお兄ちゃんに「ママが、宿題のことを心配しているけど、大丈夫かなぁ?間に合いそう?」と聞いてみました。「大丈夫。間に合うよ。ママに言われるとやる気をなくす。」と答えてくれました

その答えを聞いて児童期後期は、自分から学びとろうという意欲が芽生えてきているのですが、現実にわが子の勉強ぶりを見ているとホントかしら?と疑いを持ち、親が「勉強しなさい」と子どものお尻をたたくそのことが子どもを勉強嫌いにする最大の原因と家庭教育では教えていただいている、このお兄ちゃんは順調な成長をしているんだと感じました。でばなをくじかれることを嫌うこの時期は、子どもの問題意識を育て、みずから考え、学ぶ力をつけさせていき、自分で成し遂げた喜びを味あわせることだと思い「そうか。お兄ちゃんは、ちゃんと考えているんだね。間に合うと聞いてママは安心したと思うよ。夏休みは楽しく過ごせた?」と伝えると「パパとママと弟とおじいちゃんとおばちゃんの所へ行って、海で遊んだことが楽しかった」と笑顔で答えてくれました。それを聞いたママが「そうだね。すごく楽しかったね。宿題もちゃんと自分で考えていたんだね。怒ってばかりでごめんね。」と言われました。お兄ちゃんは「もうちゃんとやらないと、やばいからやるよ。僕もごめん。」と答えました。

このママのお兄ちゃんにごめんねと謝られる姿がお兄ちゃんの心に響き、ぼくもごめんと謝ることを目の前で見せていただき、家庭教育は、生活の中で生きている教育であること、百の言葉より一つの実行の尊さを学ばせていただきました。